スコティッシュフォールドはどんな猫?性格や飼い方を徹底解説!

1 幼いと可愛いけど大きくなったらどんな姿になるの?

 スコティッシュフォールドは、子猫は一か月で500gくらい、3か月で1kgくらいになります。大人になると3~6Kgくらいになります。猫としてはやや小柄ですが、スコティッシュフォールドは、オス、メスの体重差が大きいこと(オスが大きくなる)や、体重が増加しやすい傾向にあります。寿命は一般的には14~15年と言われており、スコティッシュフォールドは10~13年と言われています。平均よりもやや短めであることがわかります。

~幼い時~

~成長した時~

2 スコティッシュフォールドの歴史

 1961年にスコットランド中部に位置するテイサイドの農家に生まれた、一匹の雌の白猫、スージーに始まる。スージーは農場に生まれた他の猫らと違い、いつまでも耳が立たなかった。その後成長すると、スージーが1963年に出産した複数の子猫に、同じ折れ耳を持つ個体が発見、耳が遺伝形質と確認され、計画的繁殖が始まった。

スージーと同じ雌であった子猫は、ウィリアム&メアリー・ロス夫妻へと引き渡され、スヌークスと名付けられた。スヌークスはブリティッシュショートヘアの雄と交配し、雌が出産した雄の白猫はスノーボールと名付けられ、地元の展覧会へ出陳されるなどした。

スージー誕生からちょうど10年目の1971年、数匹の「スコットランドの折れ耳猫」がメアリーによって、アメリカ合衆国の遺伝学者ニール・トッドへ移送された。以後米国でブリティッシュショートヘアとアメリカンショートヘアとを用いた品種改良が続けられ、折れ耳猫は1994年に、「スコティッシュフォールド」の名で一猫種として公認された。

3 スコティッシュフォールドの性格や飼い方

①スコティッシュフォールドの性格は?

 スコテッシュフォールドは穏やかで愛情深く、甘えん坊な性格をしています。のんびり屋さんでおとなしい個体も多く、飼い主に対しても従順です。このような性格の特徴から家庭的な猫種と表現されることもあります。高い順応力も持ち合わせているため、ほかの猫や動物、子供に対してもフレンドリーに接することができます。ただ、常に飼い主や家族に寄り添いたい気持ちが強い個体の場合、長時間の留守番によって強いストレスを感じてしまうことも少なくないようです。そのようなストレスから本り穏やかなスコティッシュフォールドが狂暴化するケースもありますので、個体の性格をしっかりと理解してうまく付き合うことが大切になります。

②スコティッシュフォールドの値段は高いの?

 スコティッシュフォールドと聞くと、多くの方が想像するのが、「折れ耳」かと思います。しかし日は折れ耳のスコティッシュホールドは全体の3割しかいないそうです。つまり人気があるが希少ということで折れ耳のスコティッシュフォールドの価格が高い傾向にあります。

 スタンダードは、毛の長さ、色、毛並み、ヒゲの角度、目の形、手足の長さ、肉球、しっぽの形など細かく定められていて、よりスタンダードに近いほど猫の価格が上がるといわれています。

そのため同じ猫種であっても、スタンダードの基準から外れた猫は必然と値段が安くなる傾向にあるのです。またそれにプラスして、健康状態や血統書の有無、人気猫種ランキングや世間相場などを参考にした上で価格が決まってくるそうです。大体15~20万前後で販売されています。

③スコティッシュフォールドの特徴は?

穏やかで甘えるのが好きな子が多い

 猫はあまり人になつかない印象が強いかもしれませんが、スコティッシュフォールドの場合には、比較的人になつきやすい傾向にあります。スコティッシュフォールドは一緒に遊びたいという飼い主さんにはおすすめの猫です。

他の猫よりも運動量が少ない

 スコテッシュフォールドは比較的運動量が少ない種類の猫と言われています。そのことが、一般的に「おとなしい猫」という印象を与えるのかもしれません。

短毛種と長毛種がいる

 二つのタイプが存在し、短毛種の方が比較的多いと言われています。長毛のスコティッシュフォールドは、自然発生ではなく、人工的に作出されたタイプです。「ハイランドフォールド」「ロングヘアフォールド」とも呼ばれています。被毛が長い分、ゴージャスな印象を与えます。短毛タイプに比べ、被毛のお手入れがやや大変かもしれませんが、毛玉にもなりやすいので、まめにブラッシングしてあげましょう。

折れ耳とスコ座り

 スコティッシュフォールドの人気を高めているのが、折れ耳とスコ座りです。しかし折れ耳はスコティッシュフォールド全体の3分の1程度になります。スコ座りはできる猫とできない猫がいるので、すべての個体がこれらの特徴を持っているわけではありません。

④スコティッシュフォールドの飼い方は?

耳掃除

 スコティッシュフォールドに限らず定期的な耳掃除はどの猫も必要ですが、折れ耳の子の場合特に湿気が溜まりやすいので、まめに耳の中をチェックしてあげましょう。耳が汚れると外耳炎や内耳炎などの耳のトラブルになりやすいので注意しましょう。


ブラッシング

 スコティッシュフォールドの飼い方でブラッシングは重要です。スコティッシュフォールドは短毛と長毛量h上のタイプがいますが、短毛は朝夕一回ずつブラッシングしましょう。長毛の場合は朝夕のブラッシングに加え、コーミングも行ってムダ毛を取り除いてあげると被毛を清潔に保てます。スキンシップの時間と考えて、愛情をかけながら行うと信頼関係の構築にもつながっていきます。


肥満に注意

 スコティッシュフォールドの飼い方において肥満にも注意しなくてはいけません。運動量が少なめなので特別運動を促す工夫も必要ありません。しかし、肥満にはなりやすいので、ごはんやおやつをあげすぎないよう注意しましょう。また、飼い主がおもちゃなどで一緒に遊ぶのはコミュニケーションにもなりますし、スコティッシュフォールドにとっても適度な運動になるので、時間にとってあげましょう。

歯磨き

 猫は虫歯になることはありませんが、歯垢が溜まって歯石になり歯周病に発展していくことはよくあります。歯垢は約3日で歯石になりますから、2~3日に一回は歯磨きをしてあげると良いでしょう。猫全般に言えることですが、口の中に物を入れられるのを嫌いますので、出来れば子猫の頃から口の中に指を入れたり歯ブラシを入れたりすることに慣れさせておくとやりやすいです。

4 まとめ

 スコティッシュフォールドは人懐っこくおとなしい猫のためペットとして飼いやすい猫ですね。耳が倒れていることやあまり動き回らないことからケアが必要な部分もあるものの、そこまで手がかかる猫でもないと思います。あとは飼い主さんが愛情もって接してあげることによって猫へのストレスも緩和し楽しいペットライフを過ごせると思います。


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